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これっていいのか?「氷の水族館」

最近「氷の水族館」なるものがツイッター上で話題になっている。

話題となっている理由は、それが残酷ではないかという批判が集まっているからだ。

 

氷の水族館とは

どんなものなのか調べてみるとウィキペディアにはこうあった。

氷の水族館(こおりのすいぞくかん)は、水産物を氷の中に凍らせて、それをみせる施設(又は催し)のこと。 日本では宮城県気仙沼市魚市場前の「氷の水族館」が知られる。

なるほど。魚を凍らせてそれを見世物にするというものである。

 

今回は、その凍った魚たちの周りも凍らせ、その上に水を張ってできたものをスケートリンクとしてオープンしているそうだ。

 

ツイッターで調べてみると写真など結構たくさんあるので見てみるといいだろう。あまりにも悪趣味で残酷に見える。中には凍るまでの間に、口から何か血のような液体を流すものもいた。普通に血が苦手な私にはみるに耐えない。

 

 氷の水族館が批判を集めている理由とは

ただ氷の水族館自体を批判するつもりはない。少々残酷だとはいえ、透明な氷の中に閉じ込められた魚たちは美しいし、人々を魅了するだけのものではある。さらに、人々の興味、研究のために、このような水族館が利用されるなら十分理解できる。

しかし、このスケートリンクというのは理解しがたい。魚たちの上を滑って見たい、というようなただの好奇心だけで氷漬けにされた魚たちは、それこそ人間たちにその命を侮辱されているようである。たとえアートだとしても綺麗に並べれば良いだけだしスケートなんかしなくても良いだろう。

 

ただの楽しみのために命を奪っていいものなのだろうか。お金のために命を奪っても良いのだろうか。普通の水族館でさえ、批判する人間がいるのにもかかわらず、これは批判されないわけにはいかないだろう。

 

追記:主催者に問い合わせた方によると、使われている魚は売り物にならないものだそうで、この水族館のために捕られたものではありません。とはいえ、未だ命の上で遊ぶかのような行為は残念です。

 

そもそもなぜ普通の水族館も批判を受けるのか

ところで普通の水族館も批判を受けうるのはなぜか。

一番大きい理由としては、魚の自由を奪っているということ。もともと魚には広い海や川、湖等で自由に泳ぎ回るという権利があったはずだ。それを場所の限られている狭い水族館の水槽に閉じ込めれば、当然環境が同じだとは言えない。

しかし研究、保護や子どもの学習等の観点からこれを良しとする場合もあるために、一概に良い悪いとは言えないのかもしれない。

 

まとめ

なんにせよスケートリンクという人間の楽しみのために、殺された魚たちがある意味利用されたという事実は酷いと思った。