今日は、皆さんご存知、「難聴」のお話です。意外と最近は難聴の患者数が増えてきているみたいで、甘く見てるとあなたもひょっとしたら難聴って事もあるかもしれません。
最近ですね、なんか自分も難聴なんじゃないかと、気になってですね、いろいろ調べてみたんです。でもまずは難聴を疑ったきっかけから話しましょう!
なにゆえ難聴を疑ったか。
数週間前にですね、英語のリスニングテストがあったんですよ。ほら、私留学してるものでたくさん英語のテストがあって、そのうちの一つだったんです。先生が優しくて(?)ですね、成績に影響するテストをやる一週間ほど前に、練習のテストを行ったんですよ。その練習ではね、去年の過去問を使ったんです。つまり、本番と同じレベルの問題ってことですよね。そのリスニングの音声は女性の声で、15点満点中12点取れました。クラスでも良い成績だったみたいで、本番のテストでも期待してるよ、って先生から言われてですね、それはまあ嬉しかったですよ。しかし、本番になってみるとね、15点満点中6点だったんですよ。で、その時の声が男性のもので、それはまあ聞き取りづらいこと。音が潰れて(いるように聞こえ)てですね、とても言葉には聞こえませんでした。友達から「(テストの内容が)こうこうこうだったよね」って聞かれても、自分は全くなんの話をしているのやら分からなかったです。
それで、もしかして低い声が苦手かも!と思って難聴を疑い始めました。
低い声が苦手、そういえば・・・。
(ケース1)
そういえば、昔コンビニでバイトしていた時にですね、まだ新人だったんですけれども、電話を取ったことが何度かありましたね。その時も同じで、男の人の声の聞き取りづらいこと!何言ってるかわからなくて、「少々お待ちください」って言って、店長に電話を回してました。これも難聴の兆候、、、?
(ケース2)
5人くらいで楽しくお話しをしてもですね、他の人が喋ってる時に、そのうちの一人が自分に向かって話しかけてきても全然理解できませんでしたね。音は聞こえるんですけど、言葉として聞こえなくて。その時の人もそういえば声が低かったですね。
(ケース3)
古い映像とかを授業で見る時、やっぱり雑音が混じってるのか、どうも何を言っているのかわからなくて苦労しました。
(ケース4)
野球場でヒーロインタビューを聞いても理解不能、意味不明。
このような事象がですね、多々あって、自分は難聴なんじゃないか、そう疑いました。
難聴には2種類ある。
調べてみてわかったんですけど、音を伝えるプロセスに問題ありの「伝音性難聴」と、それを信号として脳にまで伝える過程にある「感音性難聴」というものがあります。
自分が当てはまるとしたら、どうやら後者みたいですね。音自体は聞こえるので。
低い音が聞こえないのは、、、?
低い音が聞き取りづらい難聴に、「低音障害型感音性難聴」というものがあります。読んで字の如くですね。この難聴が現れるのは、耳鳴りや耳詰まり感としてが多いようです。最近はストレスなどが原因なんじゃないか、って言われますけど育児中の女性の患者さんが多いようですね、、、。
でも自分の場合はそう言った症状がなかったので、「違うのかな〜」って思いましたけど、気になったので病院に行ってきました〜!
病院にて
最初の診察で言われたのはですね、「やっぱり普通の人でも雑音環境下で低い声を聞くのは困難だよ〜」ってことでした。うーん、でも他の人より聴けてない気が、、、。ということで聴力検査に行きました。
聴力検査ではね、随分古い機械を使いましたけれども、「オージオグラム」っていうグラフを書くための機械です。難しい話になりますけど、正常な人間がギリギリ聴けるのが0dB(デシベル:音の大きさの単位)。それで環境にも左右されるんですけど10dBから20dBが聞こえれば正常と言われています。これを使って、どの大きさの音ならギリギリ聞こえるかっていうのをテストします。これをさらに音の高さ(周波数)ごとにデータを取ります。
結果。
左耳が250、500Hz(ヘルツ:周波数、音の高さの単位[これが小さいほど低い音])で25dB。
右耳が250Hzで25dB、500Hzで15dB。
その他、両耳とも750〜8000Hzは-10〜10dBの範囲に収まってました。
これからわかることは、低い音域に弱い。30dB聞ければ人間のささやき声が理解できるレベルではありますが、雑音がある中で聞けばまあ理解できないレベルなんです。結果を受けて再度診察もしましたが、聞こえない以外の症状も見られないし、「もとから低い音が苦手」という結論でしたね。
まあ結果良かったです。悪い病気じゃなかっただけでもね、、、。
皆さんも難聴かな、と思ったら是非早めに耳の検査へ。悪化したら元も子もないので。たまに、脳の病気ってこともありますしね、、、。
余談:私は怒っています
日本人が英語を聞き取れないのは周波数が高いからだ、なんて記事をたくさん見つけました。でもそんなの視野狭窄じゃないですか。日本人が英語をできない理由を無理やりこじつけてるみたい。ちゃんと視野を広げれば、英語だって高い周波数以外も使っているって、簡単にわかるじゃないですか。
The most important sounds we hear every day are in the 250 to 6,000 Hz range.
引用元:About Sound | Hearing Loss | NCBDDD | CDC(英語)