前回の簿記3級の記事はこちら
前回の簿記3級1週間攻略の記事から25日ほど経過しましたが、独学で日商簿記2級に合格することができました。ですが、合格点ギリギリになってしまったのには罠がありました。
こちらは簿記2級合格体験記として、勉強や試験対策の流れを記しておくことにします。
簿記3級合格までのおさらい
簿記3級は実質約1週間の勉強で取得することができました。
2,3日かけて教科書を理解しながら流し読みし、残りの5,6日間で問題集の試験形式の部分を一通りと過去問を解くという流れでした。
試験申し込みをするのが少し遅かったので、実際には1週間と数日かかってしまいましたが、事前に申し込みまで計画していれば1週間での取得も十分可能となっています。
簿記2級に取り掛かる
実は3級の試験前、3級は取れるだろうと見込んで、過去問を試験日の前日に残しておくために、空いている時間にすでに簿記2級の勉強を開始していました。
ただし、2級の勉強をしていても3級にはほぼ役立たなかったのでこれはお勧めしません。
簿記2級の勉強方法
簿記2級の勉強方法も3級とあまり変化はありませんでした。
今回もCPAラーニングというサイトで無料の教科書と問題集で乗り切りました。
有料でもいい場合は、記事の最後で使用した教科書と問題集を紹介しています。
まずは教科書を一通り読む
簿記2級は教科書が2つになりました。工業簿記と商業簿記です。
3級に比べて内容量もほぼ倍になっていますが、複雑な部分も多いので2週間くらいかけて教科書を一通り読みました。
工業簿記は費用の振り替え作業が何回もあり、商業簿記と一味違うので感覚を掴むことが大切です。
問題集に取り組む
忙しくなり、教科書を終えてから1週間弱問題集の取りかかれない日がありました。
忙しいというのは完全に言い訳になってしまうので、皆さんはこのようなことがないようにしてください。
やはり短期習得のいいところは忘却前に試験合格までを完走できるところです。
やると決めたら最後まで一気に走り抜けましょう。
問題集は前回と同じように、無料問題集の試験対策編に取り組みました。
教科書を読んだだけではわからないところがほとんどで忘れている内容も多いので、これは解説を読みながら取り組んでも問題ないかと思います。ですが、一度感覚的にあっているか少し考えてみると良いでしょう。
実際、私は仕訳が初見で解けたのは5割程度で、そのほかはボロボロでした。
模擬試験に取り組む
ちょっと早い気がしますが、模擬試験に取り組んでいきます。
なんということでしょう。いきなり80点、74点、78点と合格点3連発を出しました。
すっかり合格するだろうと思った私は、あと少し勉強すればこれより下がることはないだろうと考え、3日後の試験に申し込んでしまいました。これが罠だったのです。
私が最初に取り組んだ3つの模擬試験は、無料問題集のものでした。
この内容は比較的簡単で、実際の試験はもう少し難しいのです。
その後、CPAオリジナルの模擬試験に取り組みましたが、結果はズタボロ。
50点しか取れないものもあり、とても焦りました。
試験代の6,000円が水の泡になるかもしれないので、ここから巻き返さなければいけません。
ただ、こちらの模擬試験は本番よりもやや難しいかもしれません。
難しい方からCPAオリジナル、本試験、無料問題集の順番です。
連結会計の復習
簿記2級の鬼門は第2問と言われています。
ここでは連結会計が頻出し、連結会計が出なければ比較的簡単です。
よって、連結会計さえ潰せればこちらのものです。部分点で7割くらいを目指すため、前日に問題集の連結会計の部分だけ復習しました。
試験日前は布団の中で「あれってなんだったっけ」と思い出しては教科書を確認するのを2時間くらい繰り返してからやっと寝ることができました。
試験当日
あとは持ち物だけ忘れず会場に向かいます。
当日も連結会計が出ましたが、連結会計は無事8割を取ることができました。
ただ、第4問に謎の大失点がありました。今でも理由がはっきりわかりません。
ですが、苦手を潰せていたことで結果オーライ。ギリギリ合格点を越えることができました。
まとめ
結局簿記3級と簿記2級の同月取得に成功することができました。
独学で完全無料で1ヶ月達成は早い方だとは思いますが、逆に短期間だからこそ成し遂げた部分もあると思います。
模擬試験の難易度はしっかり事前に確認し、本番前に焦らないことも大切です。
あとは苦手分野を潰しておけば、大ミスしてもある程度カバーができるので、大問単位の捨て問題は作らないようにしましょう。部分点も十分稼げます。
今回使用した教科書と問題集はこちらです。CPAラーニングでは無料で閲覧することができます。