海外大手掲示板でとあるライターがChatGPTによって仕事を失ったことを明かしました。
ChatGPTの出現による、人からAIへの移行の瞬間の一つとして面白い事例だと思います。
話題となった内容
話題になったのは「フリーランスライター」のスレッドにされたこちらの投稿です。
簡単に説明すると、彼はプロのフリーランスとして執筆活動をしていましたが、彼の一番大きなクライアントが彼との契約解除を申し出たということでした。
その理由は、やはりコストの削減です。AIを利用することは、人を雇うより格段に安く早いことが大きなメリットです。
彼のクライアントは、AIの「質」はまだまだ人間に劣ることを認めましたが、人をAIに替えることによる利益の方が多いと判断したようでした。
この影響はどの程度のものか
投稿主の彼は、フリーランスライターとして第一線で活動している人物です。このクライアントとは時給80ドル=時給約1万円の契約を結んでいたほど、その腕を認められていました。
さらにこの影響の大きさを物語るのは、彼が常々「良いライターにとってAIは脅威にはならない」と説いていた人物であったことです。
一線級で働いていた彼でさえ、質では劣るAIに置き換えられてしまう現象が起きているということです。
要するに、ほとんどの人はもう執筆業では食べていけないかもしれないという状況なのです。
AIが人間に対して持っている唯一の弱点である「質」の面でも、次世代のAIには簡単に越えられてしまっているかもしれません。次世代といっても、それは10年なんてものではなく、数年、数ヶ月の単位で起こりうることなのです。
まとめ
彼はこの投稿のためだけに取得したいわゆる「捨て垢」でこの投稿をしています。メインのアカウントは実名での活動に利用しており、クライアントとの関係からこのような投稿ができないというのが理由です。
ですから、完全ないたずらな投稿の可能性も残ってはいます。しかし、この人以外にも同じことは起こっているでしょうし、起こっていなくともすぐにその時は訪れるでしょう。
AIが仕事を侵食するスピードは思ったよりも早いのかもしれませんね。