M-1グランプリ2022が終わってからだいぶ経ってしまった。
ブログをしばらく書いていなかったのもあるが、推しが決勝で上手く点数を取れず絶望しており、こうしてM-1について書くのが遅くなってしまった。
全くの個人的な意見を書くことにするので、意見が異なる部分には目を瞑って欲しい。
決勝までの注目やら色々
これを書いている私の属性を参考程度に記載すると、男20代、推しは真空ジェシカ、次にランジャタイ。狂った笑いが好き。普通に面白いものが好き。
まずランジャタイがラストイヤーながら準決勝にもたどり着けず残念。ランジャタイのような、予想ができず狂った笑いも好きだが、評価されにくいことが非常に惜しい。準々決勝のネタがちょっとランジャタイの中では好みじゃないネタだった。
他にも、YouTubeの予選ネタは、よくテレビに出ている人の確認程度には目を通した。
最近お笑いに注目するようになったこともあり、若手実力派をあまり知らなかったため、予選を上がった人が妥当かどうかの判断は全然できない。
敗者復活戦
敗者復活で面白かったのは、ヤーレンズ、からし蓮根、シンクロニシティ。
次点で、令和ロマン、ケビンズ。
その次点で、オズワルド、ママタルト、ビスケットブラザーズ。
世間的にはシンクロニシティあんまり高い評価ではなかったけど、ネタの作りはもちろん、間もテンションもちょうど良かったと思う。
私的応援枠のママタルトはあまり振るわなかった印象。ネタ自体は好き。大鶴肥満が吹っ飛ぶところと「やめてよ〜」がお客さんの波長と合ってなかったかも。テンポもろもろハマったら強そう。というか、シンプルにヒワちゃんとの会話形式のほうが良い気がする。
オズワルドは良くできてるネタだとは思う。けど、ボケの頭おかしさを演出するのにあまり狂った内容じゃ無いから、狂った笑いが多い最近のお笑いの中でそこまでウケないのかもと思った。ワードセンスやパワーワードという面で正統派漫才では爆発的な笑いをとるのは難しくなってきているのかな。
決勝
以下個人的順位と採点。最終ラウンドは採点方法やネタ数での有利不利があるので加味していない。
- さや香 95
- ロングコートダディ94
- 真空ジェシカ 93
- 男性ブランコ 90
- ヨネダ2000 88
- カベポスター 85
- ウエストランド 84
- オズワルド 80
- キュウ 78
- ダイヤモンド 75
真空ジェシカは推しだから3位に入れたわけでは無いよ。最下位を75点にしてるけども、M1の審査員に合わせてるような点数ではなく、自分基準のスケールで採点しているので、75だからめちゃくちゃ低いとかそういう意味合いはない。
1位 さや香 95点
さや香は正統派漫才でちゃんと面白い。声量も良い。
「おとん81?」、佐賀いじり、最後の天丼落とし、素晴らしい。でも一番の見どころは左足ブレーキ。
2位 ロングコートダディ 94点
ロングコートダディはコントっぽい、狭いシチュエーションの中でバリエーションが豊富なボケが見どころ。
予想もつきづらく、好みではある。ウケも非常によかった。
3位 真空ジェシカ 93点
真空ジェシカは大喜利漫才と言われているように、一言一言がボケとして笑いを作れるので、絶え間なく魅せられる。展開の予想もしづらい。最後の川北ワールドもさすが。
ネタが若い人向けだから最終ラウンドはまだ遠いか。昨年よりも分かりやすいボケが増えて大衆に寄せに行った感じがあるが、面白さはそのまま、むしろ笑い声でより面白く感じられるかもしれない。
4位 男性ブランコ 90点
男性ブランコは表現がとにかく素晴らしい。
展開は予想がしやすく、私的にはとんでもなく面白いというわけではなかった。でも普通に面白い。
5位 ヨネダ2000 88点
ヨネダ2000はランジャタイ的な楽しい意味不明さがある。ただ、ランジャタイほどの展開の方向性を感じないので、昨年のランジャタイと比較すると高得点にはあまり納得はいっていない。
ただ、楽しくて高得点なのか本当にお笑いとしてこの高得点でも良いのかという疑問はある。審査員もそう感じているのかも。
独特なワールドを展開する能力はピカイチなので、大衆向けに寄せたわかりやすいネタでも同じくらいキテレツで面白くできそう。
6位 カベポスター 85点
カベポスターも正統派漫才。爆発がないものの、しっかりうまい漫才になっていた。
最後は展開が読まれやすく、笑いというよりは良い話で終わっていたのがM-1のステージでは高評価とはならなかったのかもしれない。
ネタ順にも苦しめられたとは思う。
7位 ウエストランド 84点
ウエストランドは基本的には毒舌漫才で、いかに毒舌に視聴者を巻き込んでいくかというところが勝負ポイント。
審査員世代には毒舌はウケるのかもしれないが、純粋な笑いを楽しみたい層が厚くなるほど評価は難しいかもしれない。
8位 オズワルド 80点
オズワルドは敗者復活の通り。
9位 キュウ 78点
キュウは基本的には謎かけ。感心はするけど爆発的に面白くなるのは難しい。
構成も謎かけが上手くできるときとそうじゃ無い時があるくらいなもの。M-1の決勝にねずっち+αが出たらどうなるかを考えたら、優勝を狙うには物足りない。
謎かけ以外でもツッコミのワードが引っかかればもっとウケていたかもしれないが、引っかからないでマイナスを負ったまま挽回するチャンスがなかった。
敗因はネタのチョイスかも。他のネタは好きなのも結構ある。
10位 ダイヤモンド 75点
ダイヤモンドもネタの中心が極一点で、一回引っかからなければ厳しいというネタ。
構成がそれのみ、ずっと一緒で変化がないのが残念。
こちらも敗因はネタのチョイスか。
まとめ
かなり個人的で偉そうなことを書いたかもしれないが、当たり障りのないことを書くだけなら今更書く意味もないのでこれでよし。
審査員の点数は「流れ」「勢い」が加味されているのだろうか。やっぱり若い審査員の方が私と似たような点数をつけがち。松本さんとはちょっとずれていたかも。邦ちゃんは意外と若者よりっぽい点数のつけ方だった。
年末年始にかけてファイナリスト達のテレビ露出が多く活躍しているが、今回の点数関係なくみんな面白い。知名度も面白さに繋がると思うので、ここから一年でまたどれだけ面白くなるのか楽しみ。
過去のM-1グランプリはPrime Videoで見ることができます。