Mリーグが熱いです!今シーズン前半では、フェニックスとドリブンズが大きく離される展開となっていましたが、後半戦はじわじわとその差を縮めてきています。
ところがレギュラーシーズンは各チーム残り10戦のみ。下位のチームは1着がより大切になってきます。
この記事では、全チームのセミファイナル進出確率をシミュレーションによって計算してみました。
ここまでの今シーズンのおさらい
Mリーグ出場8チームのうち、セミファイナルに進出できるのは6チームです。各チーム残り10試合で、6位のボーダーを取れるか否かでその運命が大きく左右されます。
現在の順位は以下の通りです。
順位 | チーム | ポイント |
1 | 風林火山 | 625.3 |
2 | 麻雀格闘倶楽部 | 611.2 |
3 | ABEMAS | -27.8 |
4 | Pirates | -118.7 |
5 | サクラナイツ | -148.5 |
6 | 雷電 | -160.2 |
7 | フェニックス | -352.4 |
8 | ドリブンズ | -428.9 |
トップは風林火山と麻雀格闘倶楽部のせめぎ合いです。セミファイナル進出ボーダーは-160.2ポイント、フェニックスとドリブンズはそれに大きく離されているという状況です。
セミファイナルシリーズ進出確率をシミュレーション
セミファイナルシリーズに各チームが進出できる確率をシミュレーションしてみました。主な条件は以下の通りです。
- 各選手の強さは同じとする(ゲームごとにランダムに順位が決まる)
- 1位は+60ポイント、2位は+10ポイント、3位は-20ポイント、4位は-50ポイントとする
- 10万回シミュレーションする
実際には試合ごとに目指すポイントや必要なポイントが異なるため、このように一律なポイントを取ることはありませんが、計算を簡単にするためにこのような条件にしました。
シミュレーションの結果
10万回のシミュレーションの結果は以下の通りです。各チームが獲得した順位の回数が示されています。(見切れている場合はスクロールしてご覧ください。)
順位 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 通過率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
風林火山 | 52665 | 47288 | 47 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100.000 |
麻雀格闘倶楽部 | 47333 | 52626 | 41 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100.000 |
ABEMAS | 2 | 72 | 49506 | 24932 | 15227 | 8198 | 1807 | 256 | 97.937 |
Pirates | 0 | 8 | 20204 | 27001 | 24420 | 19256 | 7467 | 1644 | 90.889 |
サクラナイツ | 0 | 6 | 15332 | 22517 | 26271 | 23303 | 9792 | 2779 | 87.429 |
雷電 | 0 | 0 | 13672 | 20910 | 23710 | 25862 | 12306 | 3540 | 84.154 |
フェニックス | 0 | 0 | 870 | 3421 | 7264 | 15376 | 41506 | 31563 | 26.931 |
ドリブンズ | 0 | 0 | 328 | 1219 | 3108 | 8005 | 27122 | 60218 | 12.660 |
上位2チームの風林火山と麻雀格闘倶楽部は通過率100%とセミファイナル進出をほぼ確定しています。2チームとも他のチームに600ポイント以上差をつけているので納得の結果です。
ABEMASも98%と通過をほぼ確定させています。1位通過の可能性もごくわずかに残っています。
Pirates、サクラナイツ、雷電は84~91%と、多少の運の良し悪しでレギュラーシーズンの敗退の可能性が残ってしまっています。
注目の下位2チームであるフェニックスとドリブンズは、フェニックスが27%、ドリブンズが13%の可能性を残しています。
フェニックスは1ゲームでトップを取る確率とほぼ同じ確率でセミファイナルシリーズ通過できるということになります。とても現実的な数字だと言えます。
暫定最下位のドリブンズは、少し厳しいですが、全く不可能ではない数字です。
続いて、セミファイナルシリーズ通過のボーダーラインですが、平均で約-234ポイントという結果になっています。直接対決がないときでもこのボーダーを一つの目安にして観戦しても面白いんじゃないかと思います。
まとめ
残り10戦で250ポイント近くボーダーから離されているドリブンズでも、13%というかなり現実的な数字でセミファイナル進出ができることがわかりました。
逆に言えば、ボーダー近くの上位チームにもまだまだ不安が残ります。
一戦一戦がより一層大事になるこれから、各チームがどんな熱い戦いを見せてくれるのかと思うとドキドキワクワクしますね!