驚くべきニュースが入ってきましたね。
安倍総理辞任の意向が複数のメディアから伝えられています。
これが本当なら今後はどうなるのでしょうか。
以下は完全に個人的な見解です。
臨時総理候補は
もしすぐに辞任するとなれば副総理の麻生太郎財務大臣が臨時で代行を努めるようです。
次期総理候補は
次に総理になりうるであろう主な人物は以下の通りです。
- 石破茂元幹事長
- 岸田文雄政調会長
- 加藤勝信厚生労働大臣
- 河野太郎防衛大臣
- 菅義偉官房長官
などです。主にメディアが行うアンケート等では石破茂さんが一位人気を取ることが多いようです。
石破さんはもともと官僚経験者でメディア露出も多かったですし、政治に関心のない層には良い人に思われている可能性が高いです。しかし自身の派閥の人数などを見ますと、それほど自民党内部で支持が大きいようには思いません。最近では、背後から安倍政権を攻撃するような発言が目立ち、あまり良い印象があるようにも思いません。
岸田さんは数々の政権ポストや自民党ポストを歴任していて、党内での(少なくとも上層部での)支持はある程度あるでしょう。ただし、政策等について目立った発言もなく、また書籍等もないため、どのような人物かは国民にはあまり知られていないのではないのでしょうか。
加藤さんはまさにこのコロナ禍でメディアの露出等も多く、政府のコロナ対策をそこまで批判していない人たちにとっては良い印象が強いかと思います。ただ逆に言えばそれ以外で目立つことはありませんので、支持が集まるかは正直微妙だと思います。
河野さんは外務大臣、防衛大臣を歴任していて、韓国に対する強気な発言などから、自民党支持層や保守系からの支持を一定程度得ていると言えるかと思います。しかし、基本的に考え方は国主体より個人主体であることから、外交関係以外での保守層からの評価はかなり気になるところです。最近では自身のYouTubeで女系天皇の容認に関する発言を受けて、主にネット保守層から「ポスト安倍レースから脱落か」という見方が広がっています。
菅さんは現在官房長官を務めていて最もメディア露出の多い首相候補の一人です。ただし、トップというポストにそれほど興味がないようにも見えますし、実際補佐的な役目が適任という考え方も多いです。ただ、メディアでは「次期総裁選に向けてアピール」などと報じられることも最近あり、本人の意欲次第で首相候補となりうるでしょう。
予想
正直に言って一番首相に近いのは岸田さんなのではないかと思います。
石破さんは党内のメインストリーム(現政権)とは逆の発言が目立ちますので、党内からの支持はあまり得られないでしょう。
加藤さんは首相になりたいのかも正直わからない、国民からのコロナ対策に対する評価も正直微妙そうです。
河野さんは発言がいちいち強いので、支持する人には猛烈に支持されるが、広く支持を集めるのにはイマイチでしょう。また、女系天皇の話を受けてどれくらいの保守層が離れるのかも正直不透明です。ただし消極的支持として支持が広がる可能性はあります。
菅さんは単純に年齢が気になります。
岸田さんは強い主張がないので、どこにも大きく反発される可能性が少なく、消極的ではあるが支持されやすそうです。また、党幹部に近い役職についているので、上層部での支持は一定程度認められ、これが派閥ごとの支持となり広まれば、一番支持を受けそうな人物となるような気がします。
まとめ
いずれの人物もあまりぱっとしませんね。ただ政治に関心がない国民からすれば、それはいつものことです。
国民が一番気になるとしたら増税政策ではないかと思っていますが、政治家は増税してナンボという考え方が政治家の間で広まってしまっている限り、どの候補を選んでも大した違いにはなりそうにありません。
日本史上最大の全国貧乏くじ選手権大会、開幕しちゃうかも。