ChatGPTが一般に普及しばらく経ち、先週はChatGPT-4が公開されました。
今までで一番AIの進化のスピードを感じるこの頃ですが、AIの台頭によるブログ界への影響を考えてみました。
影響を受けるブログ・ブロガーの種類
ブロガーの中には有益な情報をシェアしたい人の他に、お金を稼ぎたいという層があります。
AIの出現は、このお金をブログで稼ぎたい人たちにダイレクトに影響します。こういう人たちは多くの記事を書かなければならなかったり、質だけでは足りない部分のネタ切れに困ってきたはずです。
ChatGPTなどのAIの出現により、こういった記事の大量生産が簡単になってしまったのです。
ブロガーがChatGPTでできること
簡単にブログが書けるようになる
ChatGPTは、今までのAIに比べて一般的に普及した点とともに、その能力の高さがすごいです。ほぼ完全なブログ用の文章を1分足らずで書くことができます。直しは少ししか必要ないほどです。
テーマを与えれば、それに沿って書くことができるのも強みです。
キーワードも気にしてくれる
それだけではありません。ブログを効率よく収益化するために重要なキーワードのリサーチもしてくれます。
キーワードのリサーチとは、検索されやすい言葉やその言葉の競合の多さを調べることで、ブログへのアクセスを高めるためにとても重要なプロセスです。
ChatGPTは、キーワードのリサーチ結果をもとに、キーワードを適度に文章に組み込み、検索に引っかかりやすい文章を構成することも簡単にやってのけてしまいます。
記事の大量生産が個人でできる
ブログ業界には、記事数や文字数の量を担保するために、大量のページを超格安で外部委託しているビジネスが多かったです。
もともと格安の委託のため低クオリティの記事も少なくありませんでした。今後は、低クオリティの記事にお金を出すくらいなら、そのプレセスをほとんどAIに頼ることになるかと思います。
依頼してから確認するということを、人からAIに委託を変えるだけなので、ただコストを減らすだけという結果になっています。
ネタ出しを委託先に頼る必要も無くなったのが多いでしょう。
クオリティがよっぽど高くなければ、個人としては記事作成の依頼を受けることはもうなくなってしまうのではないでしょうか。
AIに完全に任せる問題点
これほどAIが人間に近いブログ作成の能力を持っていても、まだまだ問題点がたくさんあります。
例えば、同じテーマを与えられると、似た回答を出しやすいという問題があります。複数のブロガーが同じテーマでブログを書いている場合、ほぼに通った記事ができてしまいます。場合によってはコピーサイトとして捉えられてしまうかもしれません。
記事のテーマが似通っている場合、どちらのアクセスが多くなるかは、早い者勝ちになるかもしれません。
また、人間が時間を割いて作る記事にはまだまだ勝てないでしょう。いくら文章力が優れているからと言って、独特な面白さは人間にしか出せないものもあります。
まとめ
ChatGPTが普及したことによって、ブログ作成が極端に簡単になりました。しかし、それによって競合も増え、お金目的のブロガーの競争が激化するでしょう。
差別化を図るためには、オリジナリティやクオリティ、もしくはAIを利用した記事の大量生産を誰よりもはやく行うことが重要になるでしょう。