自分の気持ちを完全にコントロールしたり、人を思うように動かすことは、簡単なことではありません。
ですが、ちょっとした心理学のトリックを使えば、少しだけなら自分や人を思うようにコントロールすることができるかもしれません。
この記事では、英語圏の掲示板サイトRedditに投稿された、実際にユーザーたちが実践している心理テクニックの一部をご紹介します。
あなたが知っている「心理テクニック」は何ですか?
掲示板でこんなスレッドを立てた人がいました。
このスレッドはこちらから見ることができます(英語)。
この人の実践しているテクニックは以下の通りです。
混雑している場所で誰かとすれ違う時、どちらに避けるか迷ってお互いに右に行ったり左に行ったりしませんか?
そんなときは、自分の進みたい方向をじっと見ましょう。
相手に自分がどちらに進みたいかを視線で知らせることで、相手との衝突を避けることができます。
このような投稿が他にもたくさんありますので、日常で使えそうなテクニックを抜粋してご紹介します。
日常で使える心理テクニック
答えにくい質問に答えてもらう方法
誰かに答えづらい質問をするとき、質問をすると「え?」とか「なんて?」などと、嘘や言い訳を考える時間を作るために返してくることがあります。
そんなときは、こちらからも「え?」と聞き返しましょう。
聞き返されたことによって相手が何かを答えようとするので、必然的に最初の質問に対して答える可能性が高くなります。
このとき、聞き返されているので早く答えなければならず、嘘や言い訳を考える時間が作れず、本当のことをしゃべりやすくなります。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックとは、最初に断られるような頼みごとをし、断られたら少し簡単な頼みごとを再度する、というテクニックです。
最初に頼みごとを断ると、心理的にもう少し簡単な頼みごとが断りづらくなることを利用しています。
もし、最初の頼みごとを聞き入れてくれたとしても、それはそれで良しとしましょう。
サリバン・ノッド
セールスに使われるテクニックに「サリバン・ノッド」と呼ばれるものがあります。
誰かに何かを頼むとき、気づかれないくらいに軽く頷きながら頼みごとをします。
すると、相手のミラーニューロンが刺激され、潜在意識に頷くように訴えかけることができます。
投稿者によれば、60%くらいの成功率のようです。
理由づけ
もし誰かに行動を促したかったら理由をつけましょう。本当の理由ではなくても、適当な理由をつけてお願いしましょう。
このような研究がありました。
コピー機の前で人が並んでいます。一人の人がコピー機の前にやってきて「コピーしなきゃいけないから、コピー機使っていい?」と聞きました。
すると先にコピー機を使わせてくれる人がほとんどだったようです。
「コピーしなきゃいけないから」というはちゃめちゃな理由でも譲ってくれる人が多いのは不思議なことです。
ベンフランクリン効果
もし誰かにあなたのことを好きになってもらいたかったら、その人からお金を借りましょう。
そうするとその人は潜在的にあなたのことを少し好きになります。
これはベンフランクリン効果と呼ばれています。
誰が誰を好きなのか見極める
何人かで話をしているときに、みんなが笑い始めたとします。
そのとき、人はその中で一番好きな人に視線を向けます。
誰が誰を見ていたかメモしちゃいましょう。
面接で役立つテクニック
仕事などの面接のとき、自信を持って見られるようにするには、アイコンタクトが有効だと言われています。
そこで以下の心理テクニックが有効です。
5秒か10秒に一回、相手の見る目を変えて、右目と左目を交互に見ましょう。
ある程度その人と距離があれば、変なことをしているようには見えません。
ですが目の輝きが微妙に変わることで、自分の目が輝いて見え、やる気のある目に見えます。
交渉するとき
誰かと何かを交渉していて長引いてしまっているとき、あなたが相手に質問をする前に長い間を置いてから質問しましょう。
そうすれば本音を引き出すことができます。
レストランで
レストランで誰かに近づき、目を閉じてトランプのカードを頭の中でイメージするように行ってください。
その人が目を閉じている間、その人の食事をできるだけ食べ、走って逃げましょう。
あまり参考にならないかもしれないですが、このようなジョークもありました。
まとめ
日常やビジネスなどで参考になる心理テクニックを10個ご紹介しました。
他にもこのスレッドには面白く、ためになるような心理テクニックがたくさんあるので、興味があればのぞいてみてください。